JavaScriptでベンチマークを作成する
今回は、JavaScriptでベンチマークを作成する方法を解説します。ベンチマークとは、処理速度を数値化することによりパソコンなどの性能を評価するプログラムです。今回は、CPUの計算速度を測定するJavaScriptを紹介してみましょう。ホームページのユニークなコンテンツの1つとして、活用していただければ幸いです。 サンプルページ

→ 「計測開始」のボタンを作成する
 
まずは、計算速度の測定を開始するボタンを作成します。INPUTタグでボタンを作成し、ボタンがクリックされた際にJavaScript関数が実行するように、onClickイベントを追加してください。今回の例では、ボタンのクリックで「cpubench()」という名前のJavaScript関数を呼び出しています。
<INPUT type="button" value="計測開始" onClick="cpubench()">


→ JavaScriptで計算を行う
 
続いて、JavaScript関数「cpubench()」を自作します。この関数では、最初に「start」というオブジェクトを作成し、getTime()で現在の時刻を取得します。次に、計算を繰り返し実行させるJavaScriptを記述します。変数「n」は計算に使用するための変数であり、その値に特別な意味はありません。「i」と「j」の繰り返し(for)内に記述されている部分が、実際に計算を行う部分です。今回は「n=(n+i)/j」という計算式を処理させていますが、この計算式にも特別な意味はありません。ある程度の時間を必要とする計算式であれば、どんな計算式でもOKです。ただし、繰り返し回数を多くしすぎたり、複雑な計算式を処理させると、タイムオーバーのエラーが発生してしまうので上手に調整する必要があります。
<SCRIPT language="JavaScript">
<!--
function cpubench(){
start=(new Date()).getTime();
n=0;
for (i=0; i<1000; i++){
for (j=0; j<1000; j++){
n=(n+i)/j;
}
}
}
// -->
</SCRIPT>


→ 計算時間を算出して表示する
 
最後に、計算が終了した後の処理を記述します。計算が終了したら、「end」というオブジェクトを作成し、getTime()で現在の時刻を取得してください。あとは、「end」(計算の終了時刻)と「start」(計算の開始時刻)から計算に要した時間「time」を算出し、alertで表示するだけです。そのほか、『自分のパソコンを測定した結果を掲載する』『専用の掲示板を用意する』など、訪問者が測定結果を比較できる環境を作成しておくと、より効果的なベンチマークになると思います。試してみてください。
<SCRIPT language="JavaScript">
<!--
function cpubench(){
start=(new Date()).getTime();
n=0;
for (i=0; i<1000; i++){
for (j=0; j<1000; j++){
n=(n+i)/j;
}
}
end=(new Date()).getTime();
time=(end-start)/1000;
alert('計算時間は'+time+'秒でした');
}
// -->
</SCRIPT>
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